IS-3重戦車

防御力 攻撃力
前面防御力 側面防御力 後面防御力 上面防御力 ダメージ 貫通力
218 182 156 44 190 143

仕様
主要武装 122ミリ/
L 46.3/Q 28
2次武装 7.62ミリ/
Q 1920 x2門
重量 46 トン
最大速度 37 km/時
エンジン出力 520 hp
乗員 4名
装甲厚
(最小/最大)
20/275ミリ名

新型重戦車の設計作業は1944年夏に開始された。これは当初、キーロヴェツ1と呼ばれ、クルスク戦後に実施された現場調査の成果だった。調査の結果、設計者は装甲板の配置を変更し、シルエットをできる限り小さくすることに決めた。2つの異なる設計局がこのプロジェクトに携わっていたが、どちらも比較的似た設計案を提出した。主な違いの1つは、一方はユニークな半球体の砲塔を特徴としていたのに対し、もう一方は「川カマスの鼻」と呼ばれる楔形の先端部を持つ完全溶接した車体を特徴としていたことだ。溶接接合の車体設計で行くという決定の理由は、その頃、工場がIS-2用の鋳造部品の製造のために容量を超えて作業していたことから簡単に説明できる。
最終的には、砲塔部分については一方の設計を活かし、車体の部分はもう一方の設計を活かす折衷案が採用された。この組合せの成果はIS-3と命名された。IS-3はIS-2と同じカノン砲とエンジンを搭載し、装甲厚は2.5倍になっていたにも関わらず、重量はIS-2と変わらなかった。傾斜を付けた砲塔と楔形の先端部が1つにまとまった結果、全体の重量は減少すると同時に車体は何倍も強化され、搭載兵器と装甲の防護によりティーガー戦車さえも凌ぐ戦車が出来上がった。IS-3の最初の試験的ロットは1945年5月に工場から出荷された。未確認の報告によれば、これは1945年8月の日本の関東軍の壊滅に力を貸したと言われている。
IS-3は真に画期的な戦車であることが証明され、西側連合国を大いに感心させ、戦後10年経った後も、世界で最も強力な戦車の1つと考えられていた。