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7TP軽戦車
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1930年代中頃、他の数多くの国と同様、ポーランドはイギリスからビッカース6トン軽戦車を50両購入した。この戦車は安価な割に信頼性が高く、その時代の標準から照らしてかなり満足できる買物だった。しかしポーランド軍はそのエンジンには不満を感じた。イギリス戦車をベースに、ポーランド軍は強力なディーゼルエンジンを装備した新しい戦車を設計した。これが世界初の量産ディーゼル戦車となった。外観はイギリスの設計とは気づかれないほど改造され、その速度と操縦性が向上した。7TPと名前を変更されたこの戦車はビッカース6トン戦車設計を元にした最も成功した改造型である。 7TPは最新のドイツ軍戦車に対抗できる唯一のポーランド軍戦車だった。装甲と火力の点では、ドイツ軍III号戦車にほぼ匹敵したが、速度では劣った。ポーランドキャンペーンの最中に廃車になったドイツ軍戦車は全て7TPによる砲撃を受けたものだった。この戦車の成功は大々的なものではなかったが、ポーランド軍装甲軍が達成した唯一の成功だった。 |