Po-2偵察機

防御力 攻撃力
前面防御力 側面防御力 後面防御力 上面防御力 ダメージ 貫通力
0 0 0 0 7 9

仕様
速度 166 km/時
武装 7.62ミリDA x1門

この複葉機は1928年にポリカルポフの監督のもと製作された。ほぼ全体が木製であり、U 2は当初、パイロットの訓練用として作られた。操縦特性が良好で、スピンから簡単に回復できた。エンジンを切っても、パラシュート兵よりも2倍の時間をかけて降下し、森林の中の空いている場所に着陸することも可能だった。
U 2のさまざまな改造型が農業、通信、移送および衛生作業、航空写真で利用された。U 2旅客機や浮遊着陸ギヤ付きのU 2機など、数多くの実験的な改造型も存在した。戦争中、この航空機は代わりになるものがないことが証明された。主に低高度での偵察ミッションに用いられ、ゲリラや正規兵を戦闘地帯の最前線に送り込んだ。また、通信にも用いられた。U 2は軽夜間爆撃機(U 2VS)にも改造され、後部キャビンに機関銃が搭載された。この航空機の速度の遅さは通信センターや参謀本部を狙うことができるため、かえって利点になった。時にはエンジンを消して、静かに飛行し、地上で誰かが吸っている煙草の火を使って、目標に狙いを定めることもあった。
その能力から、U 2に関しては数々の噂が敵の間に流れた。中には、空中を漂って、飛行しながら向きを反転可能な全く音を出さない戦闘機だという噂まであった。素晴らしい機動性を持っていることと梢の少し上を飛行できることから、U 2は敵の戦闘機にとっては狙いにくい目標になった。1944年にポリカルポフが死亡すると、この機の名称は彼の名誉を称えてPO 2と変更された。U 2は1953年まで量産され、全部で3万3,000機が製造された。