M4A1カリオペロケットランチャー改造型

防御力 攻撃力
前面防御力 側面防御力 後面防御力 上面防御力 ダメージ 貫通力
75 42 41 21 175 6

仕様
口径 114 ミリ
発射時間 30 秒
射程 5.4 km
レール 60 本

アメリカ軍は常に火力というコンセプトを重視して来た。そのため噴射推進式兵器に関連して他国が行っていた開発の成果に注目しないはずはなかった。無誘導ロケットを使うという発想から、一斉砲撃によって広範囲を攻撃できる軽量の汎用装置の作成が可能になった。ロシア軍は長射程のシステムを設計し、ドイツ軍は極めて高精度のロケットランチャーを設計していた。それに対し、アメリカ軍は従来通り、できる限り実用的な兵器にすることに熱意を注いだ。万能型発射管を設計した後、その管から発射する重量、射程および火力の特性が異なる多種多様なロケット弾を設計した。
いくつもの発射管が最初は上陸用舟艇に搭載され、その後、航空機、水陸両性の舟艇、戦車にも搭載された。ロシア軍やドイツ軍とは異なり、アメリカ軍は車両またはロケット弾の種類が異なっても調整を必要としない万能型装置を設計したのだ。他国が特に噴射推進式一斉砲撃システムを設計したのに対し、アメリカ軍は適切な重量の誘導管をまとめてシャーマンまたはジープに搭載することで、敵に自分たちが火力というコンセプトをどのように考えているのかを見せつけた。ロケットランチャーのあらゆる改良型の中でも、アメリカ軍はゴリアテとしても知られるT-34カリオペをM4シャーマン戦車に搭載する組合せを最も好んだ。シャーマンは最大60本の発射管を運搬できた。このシステムには、短射程のせいでしばしば敵の歩兵による攻撃を受けやすいという弱点があったが、シャーマンの装甲がそれを補ったのだ。